白砂糖不使用 | なぜ白砂糖は身体によくないの?

「白砂糖不使用」という言葉を目にすることも増えて、健康のため美容のために白砂糖を避けている方も多いかと思います。でも、なぜ白砂糖は身体に良くない、害があるなどと言われているのでしょうか?この記事では、プロラボカフェのこだわりの一つ「白砂糖不使用」の理由とメリットについてご紹介します。

白砂糖ってどんなもの?

砂糖にも、白砂糖、黒糖、三温糖などさまざまな種類があります。白砂糖とは上白糖のこと、あるいは白い精製した砂糖の総称を指します。多くのお菓子や加工品などに仕様されていて、日本人にとっては馴染み深い砂糖の一種です。

白砂糖はなぜ白いかというと、それは漂白されているからではなく「ショ糖」という成分そのものの色が理由です。純粋な砂糖の成分であるショ糖を抽出して作っているため、ビタミンやミネラルなどの他の成分や栄養をほとんど含みません。

ショ糖

白砂糖のデメリットはその製法から

白砂糖に栄養がないと言われるのは、その製造方法に理由があります。

まず、さとうきびなどを圧搾し、糖蜜を取ります。その後、石灰・炭酸・亜硫酸・亜硫酸ガスなどを使って、煮詰めた糖蜜の中から不純物を取り除きます。そして、ホウ酸鉛や塩素などで透明な液を作り、それによってミネラルやビタミンなどの栄養素も取り除きます。最後に塩酸やその他の無機酸で砂糖を真っ白に精製を行います。

つまり、白砂糖は自然界に存在しない不自然な状態。精製が進んでいるため、交雑物が非常に少なく、腸内でもすばやく吸収されてしまいます。

全身に影響する白砂糖のデメリット

砂糖を摂り過ぎると太る、身体に悪いということは常識としてよく知られています。
例えば、砂糖には以下のようなデメリットがあります。

  • 糖尿病
  • 血糖値上昇・低血糖
  • 骨折
  • 怒りやすくなる
  • 便秘
  • 肌荒れ
  • 虫歯 など

でも、特に白砂糖のデメリットがクローズアップされるのは何故かというと、それはビタミンやミネラルなどの栄養成分が抜け落ちてしまっているからです。

自然にもともと存在しない不自然な糖分であり、ほぼ99%が炭水化物です。栄養としてそのまま吸収されやすいため、血糖値が急上昇しやすく、その結果体脂肪として蓄積しやすいという特徴もあります。

血糖

無視できない白砂糖の3大デメリット

砂糖全般のデメリットは上記の通りですが、ではなぜ特に白砂糖が悪いと言われるのでしょう?それは、以下の3つが理由です。

1. 潜在性

白砂糖を摂取していてもすぐに体には変化が起きるわけではないので、ゆっくりと知らない間に体が蝕まれていくこと。

2. 増量性

最初は少ない量で満足していたのに、少しずつ必要とする量が増えていくこと。

3. 習慣性

白砂糖を使った食品を食べ続けることで、次から次へと白砂糖を含んだ甘いものを食べたくなること。

以上の3つの理由により、白砂糖は私たちの体に知らず知らずのうちに負担となっている可能性があります。

白砂糖のデメリット

白砂糖が引き起こす健康への悪影響

では、具体的に健康にはどんなデメリットがあるのでしょうか。「潜在性」「増量性」「習慣性」この3つの特徴から引き起こされる悪影響をご紹介します。

①危険な血糖値の上昇による弊害

白砂糖は他の砂糖と比べて急激に血糖値が上がりやすい特徴があります。GI値という血糖値の上がりやすさの指標を見ても、白砂糖である上白糖が109、黒砂糖が99、てんさい糖65と、上白糖が最も血糖値が上昇しやすいことは数字から見ても明らかです。

血糖値が急上昇すると、インスリンという血糖値を下げるホルモンが大量に分泌されます。その状態が長く繰り返されることで、インスリンを分泌する膵臓が疲弊して「糖尿病」に進行する恐れもあります。

さらに、インスリンの過剰分泌で血糖値が下がり過ぎて「低血糖症」が起きることもあります。低血糖になると、脳が正常に判断できなくなり、イライラや神経過敏などを起こすことがあり、血糖値を上げようとアドレナリンが出ることで攻撃的になる可能性もあります。

②ビタミンB1不足やカルシウム不足を起こす

糖質をエネルギーに変換するときには補酵素としてビタミンB1が必要です。そのため、大量に白砂糖を含む砂糖を摂取すると大量にビタミンB1が消費され、結果的にビタミンB1不足に陥ります。

また、白砂糖はミネラルも精製過程で失っているため、単なるエネルギー源に過ぎず、他の栄養を補うことはできないこともメリットです。

ビタミンB1欠乏により起きる症状

  • 疲れやすい・だるい
  • 頭痛
  • 不眠
  • 便秘
  • 肩こり
  • 反射神経の鈍化
疲れやすい

健康と美容のために身体にやさしい素材を選ぼう

私たちの食事にとって糖分は重要なエネルギー源に変わりありません。全く糖分を摂らないで生きることは不可能ですが、どんな糖分を選ぶかによっては身体に負担になることも。罪悪感なく美味しいものを楽しむためにも、身体に優しい素材を取り入れていきたいですね。

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